川俣川渓谷で吐竜の滝を撮る

吐竜の滝01

吐竜の滝(どりゅうのたき)は八ヶ岳から流れる川俣川の渓谷にある滝で、落差10m、幅15mほど。3本の水の流れが大変美しい滝です。駐車場から清流のせせらぎを聞きながらわりと歩きやすい散策路を歩いて行くと、吐竜の滝が現れます。ちょっとしたハイキング気分も味わえます。

 

 

吐竜の滝へのアクセス

多くの滝がそうですが、山の中や渓流の奥にあるため、公共の交通機関で行くのに大変不慮します。吐竜の滝へはJR小海線清里駅から徒歩35分くらいだそうです。時期によってはピクニックバスというのが清里駅から出ているようですが、バス停からも25分ほど歩くようですので、いずれにせよ、履き慣れた靴や、沢登り用のサンダルなどで行かれるといいと思います。また、クルマでいらっしゃる場合でも駐車場からしばらく歩きましたので、公共の交通機関を使うのと同様に、沢登り用のサンダルなどがあるといいと思います。なお、駐車場から滝まではさほどデコボコがなかったように記憶してますので、小さなお子様連れでも大丈夫なかんじでした。ちょっと記憶が曖昧ですが、もしかすると木道が整備されていたのかもしれません。

 

 

滝を白糸のように撮る

早いシャッタースピードですと、水の流れが止まってしまい、滝の写真としてはあまりおもしろいものではありません。川の流れや海の波も考え方は同じですが、シャッタースピードを遅くすることにより、流れている水が雲のように写り、落ちてくる水は白糸のように写ります。

吐竜の滝01

吐竜の滝02

設定は怖がらずにマニュアルモードを使いましょう。

  1. マニュアルモード、マニュアルフォーカス、手ブレ補正機構オフ
  2. ISO100、F13とか
  3. シャッタースピードは5秒とか
本来であれば、シャッタースピードは露出計を見ながら決めればいいと思いますが、日中の撮影の場合、シャッタースピードを長くするのには光量を減光させるNDフィルターが必要になってきます。これがないと、日中にシャッタースピードを5秒とかにすると露出計はおそらくプラスのマックスまで行ってしまうのではないかと思われます。渓谷の場合、木立が日の光のを遮ってくれるので、ピーカンの状態で撮ったりするよりもシャッタースピードは遅くできるかと思われますが、それでも2秒は開けられないと思います。思いっきり絞ったり、露出補正でマイナスにしたりとアイディアはあるかと思いますが、露出補正は黒つぶれの原因となりますし、絞りも日中の撮影ではなかなか光量を落とすには非力だったりしますので、NDフィルターを使われるのがいいと思います。今回使用したカメラはニコンのD850です。このカメラですと、ISO感度を64まで減感することができますので、もしお手持ちのカメラで、ISO感度を100より小さくできるのであれば、そこは小さくするのもありかと思います。

 

渓流の流れ 尾白川渓谷で滝を撮る

 

滝の撮影に必要な機材

  1. NDフィルター
  2. 三脚
  3. レリーズ
上で書いてしまっていますが、シャッタースピードを遅くするためにNDフィルターがあったほうがいいのと、シャッタースピードを長時間開けるため、三脚が必要になります。個人的には①と②はマストアイテムですね。③のレリーズについてはあったほうが便利というレベルのもので、別になくても大丈夫です。物理シャッターを押すのに手ブレをさせないためにほしいというレベルの話ですので、例えば2秒セルフを使うとかすれば、ぜんぜん問題ありません。よく聞かれるのが、NDフィルターの濃度についてです。どのくらいのものを選べばよいかということですが、滝の撮影の場合、ワタシはND8くらいでいいと思います。今回はかなり暗いND64を使いましたが、ここまで暗くしなくても、十分に滝を撮影することができます。ちなみに、ND64を使い、ISOも64まで減感した場合、シャッタースピードは30秒でもインジケーターはマイナスになったりします。ここまですると水のモコモコ感がかなり派手に出ると思いますが、写真自体が暗くなってしまうため、やり過ぎには注意しましょう。

吐竜の滝03

吐竜の滝04

 

 

 

滝を撮る!

構図によっては三脚を川の流れの中に入れて撮影するようになります。タオルなどで水気はキチンと拭き取るようにしましょう。川の中もそうですが、岩の上なども滑りやすいので足下には十分注意する必要があります。転んでカメラをじゃぼんなんてことがあると、立ち直れないくらいのダメージを受けますし、骨折などケガをしたりすると、それはそれで大変ですので、渓流での撮影には十分ご注意ください。ピントはオートフォーカスで合わせて、マニュアルフォーカスに切り替えるとカンタンです。このとき、フォーカスモードセレクターのあるカメラを使われる場合、フォーカスモードセレクターの切り替えにはご注意ください。故障の原因になるそうです。オートフォーカスからマニュアルフォーカスに切り替える際に、ピントが動いてしまう可能性もありますので、マニュアルフォーカスに切り替えたあと、ご自身の目で、ピントがずれていないかの確認をするようにしましょう。ライブビューの拡大鏡を使うというのも手かと思います。

吐竜の滝05

吐竜の滝06

吐竜の滝08

 

 

さいごに

渓流での撮影は上でも述べましたが、構図によっては水の中に三脚を入れて撮影したりする場合も出てきます。夏場ですと、冷たい水が気持ちよかったりしますが、紅葉の時期などは気温も下がっており、一度水に濡れるとかなり寒くかんじますので、寒さ対策もキチンとして、撮影に挑むようにするといいと思います。マイナスイオンを浴びて、かなりリラックスできますので、みなさまもぜひ、撮影に出かけてみてはいかがでしょうか?きっとステキな写真を撮ることができますよ。

吐竜の滝07

 

 

 

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