吐竜の滝(どりゅうのたき)は八ヶ岳から流れる川俣川の渓谷にある滝で、落差10m、幅15mほど。3本の水の流れが大変美しい滝です。駐車場から清流のせせらぎを聞きながらわりと歩きやすい散策路を歩いて行くと、吐竜の滝が現れます。ちょっとしたハイキング気分も味わえます。
吐竜の滝へのアクセス
多くの滝がそうですが、山の中や渓流の奥にあるため、公共の交通機関で行くのに大変不慮します。吐竜の滝へはJR小海線清里駅から徒歩35分くらいだそうです。時期によってはピクニックバスというのが清里駅から出ているようですが、バス停からも25分ほど歩くようですので、いずれにせよ、履き慣れた靴や、沢登り用のサンダルなどで行かれるといいと思います。また、クルマでいらっしゃる場合でも駐車場からしばらく歩きましたので、公共の交通機関を使うのと同様に、沢登り用のサンダルなどがあるといいと思います。なお、駐車場から滝まではさほどデコボコがなかったように記憶してますので、小さなお子様連れでも大丈夫なかんじでした。ちょっと記憶が曖昧ですが、もしかすると木道が整備されていたのかもしれません。
滝を白糸のように撮る
早いシャッタースピードですと、水の流れが止まってしまい、滝の写真としてはあまりおもしろいものではありません。川の流れや海の波も考え方は同じですが、シャッタースピードを遅くすることにより、流れている水が雲のように写り、落ちてくる水は白糸のように写ります。
設定は怖がらずにマニュアルモードを使いましょう。
- マニュアルモード、マニュアルフォーカス、手ブレ補正機構オフ
- ISO100、F13とか
- シャッタースピードは5秒とか

滝の撮影に必要な機材
- NDフィルター
- 三脚
- レリーズ
滝を撮る!
構図によっては三脚を川の流れの中に入れて撮影するようになります。タオルなどで水気はキチンと拭き取るようにしましょう。川の中もそうですが、岩の上なども滑りやすいので足下には十分注意する必要があります。転んでカメラをじゃぼんなんてことがあると、立ち直れないくらいのダメージを受けますし、骨折などケガをしたりすると、それはそれで大変ですので、渓流での撮影には十分ご注意ください。ピントはオートフォーカスで合わせて、マニュアルフォーカスに切り替えるとカンタンです。このとき、フォーカスモードセレクターのあるカメラを使われる場合、フォーカスモードセレクターの切り替えにはご注意ください。故障の原因になるそうです。オートフォーカスからマニュアルフォーカスに切り替える際に、ピントが動いてしまう可能性もありますので、マニュアルフォーカスに切り替えたあと、ご自身の目で、ピントがずれていないかの確認をするようにしましょう。ライブビューの拡大鏡を使うというのも手かと思います。
さいごに
渓流での撮影は上でも述べましたが、構図によっては水の中に三脚を入れて撮影したりする場合も出てきます。夏場ですと、冷たい水が気持ちよかったりしますが、紅葉の時期などは気温も下がっており、一度水に濡れるとかなり寒くかんじますので、寒さ対策もキチンとして、撮影に挑むようにするといいと思います。マイナスイオンを浴びて、かなりリラックスできますので、みなさまもぜひ、撮影に出かけてみてはいかがでしょうか?きっとステキな写真を撮ることができますよ。