尾白川(おじらがわ)は山梨県北杜市を流れるキレイな川で、白州・尾白川として名水百選に選定されています。渓谷に入る手前には道の駅「はくしゅう」があり、名水をくむことができます。
尾白川渓谷
尾白川の上流部分には尾白川渓谷があり、いくつかの滝が存在します。渓流の上には吊り橋があり、大塚製薬の「オロナミンC」やサントリーの「南アルプスの天然水」のテレビコマーシャルのロケ地としても広く知られています。今回は、尾白川渓谷の滝を撮影してみましたが、肝心の看板を取り忘れており、滝の名前がわからないという、凡ミスをしてしまいました。スミマセン。
尾白川渓谷へのアクセス
尾白川渓谷へはクルマがあると非常に容易ですが、公共の交通機関を使っていこうとすると、けっこう大変だったりします。気になったので、ちょっと調べてみたのですが、路線バスなどはなさそうで、JR中央本線の小淵沢駅か長坂駅からタクシーということになるのでしょうか?ウィキペディアでは長坂駅からタクシー25分との記載がありましたが、地図を見る限り、かなり遠そうな印象を持ちました。今回は義理の兄にクルマを出してもらい、中央道を韮崎インターチェンジで降りて、下道をしばらく走りました。地図を見ると須玉インターチェンジか小淵沢インターチェンジが最寄りのインターチェンジのようですが、この日は別の現場も撮影しているので、今回は韮崎インターチェンジから尾白川渓谷へ入りました。途中、道の駅はくしゅうで昼食を済ませてから行ったので、もしかすると、下道を走っている時間はけっこうあったのかもしれませんが、撮影がてらということで、さほど気にもなりませんでした。駐車場から有名な吊り橋まで数分歩きました。
滝の撮り方
滝の流れを白糸のように撮ると、キレイといいますか、おぉ、見たことある!というかんじの写真になります。
その白糸のような写真にするためにいくつかの道具が必要になります。
- NDフィルター
- 三脚
- レリーズ
KenkoのND8
マンフロットの三脚190(雲台別売り)
KEENのサンダル

設定方法
今回ワタシはND64という比較的暗いNDフィルターを持っていったため、必然的にシャッタースピードが長くなってしまったのですが、考え方は変わりませんので、今回のワタシの設定を書きます。
- マニュアルモード、マニュアルフォーカス、手ブレ補正オフ
- ISO64、F13とか
- シャッタースピードは露出計を見てプラスマイナスゼロになるように調節
KenkoのLotus ND64
ニコンD850
タムロンSP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2
撮ってみる
上述の通り、5秒くらいのシャッタースピードを確保できれば、川の流れや滝は白糸のようになります。暗めのNDフィルターをつけているので、ファインダーをのぞいても、あまりよくわからず。足下に気をつけながら、とりあえず撮ってみることにしました。
日中の撮影ですので、ピントはオートで合います。カメラの三脚を据えて、構図を決めたら、オートフォーカスでピントを合わせ、マニュアルフォーカスに切り替えると、ラクにピントを合わせることができます。
フルサイズミラーレスカメラZシリーズにもついていないようですが、触ったことがないので未確認です。マニュアルフォーカスで撮影する場合、フォーカスモードセレクターも「M」にする必要があります。ワタシも忘れがちだったりするのですが、この切り替えをキチンとしないと、故障の原因となるようですので、オートフォーカス時にはAFに、マニュアルフォーカス時にはMにフォーカスモードセレクターを切り替えをお忘れなく。
あまり変わりませんが、F11とF13で比較してみました。


F8とF22とかで比較するとわかりやすかったのかもしれませんが、F11とF13でも明るさに違いがあることはわかっていただけるかと思います。
奥に滝があるのですが、重たい機材を持ち、そこまで歩くのが困難だと判断し、テレ端で撮影したものをフォトショップでクロップしました。
クロップ
さいごに
状況によっては川の中に三脚を立てて撮影したりすることもありますので、帰宅したら三脚をキチンと拭いたりしないと、さびついてしまう恐れもありますので、メンテナンスはキチンとしましょう。渓流の水は冷たく、気持ちいいというよりは寒いかんじすらするかもしれませんので、川から上がったら、足も拭いてキチンとつくに履き替えたほうがいいと思います。また、雨が降った場合、一気に水かさが増す場合がありますので、雨降りの日の撮影はしないほうがいいと思います。よく晴れた日がはやり、撮影日和ということですね。秋もキレイそうなので、今度は紅葉と滝という組み合わせで撮影してみたいですね。みなさまもぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。マイナスイオンを浴びて、リラックスしながら撮影することができますよ。